アメリカ東部を襲ったハリケーン・サンディの影響を受けて、カナダ東部のオタワも、今日は強風でした。オタワは、ニューヨークから車で8時間ほどのところに位置しています。
風にバサバサ揺れるのは、紅葉も終わった落ち葉だけではありません。
明日に迫ったハローウィンに備えた家々のデコレーションが、それぞれの玄関口で、命を得た新しい生き物のように激しく踊っています。
10月31日はハローウィン。
調べてみると、本来は宗教的な意味を持つイベントのようですが、今日では仮装をしてお菓子を得る日に変わっています。
お菓子が大好きで、イベントごとが大好きなカナダ人たち。
子どもだけではなく、青年も、アダルトも、シニアも、みんなとっても楽しみにしています。クリスマスの次に、人気のあるイベントなのだとか。国民の休日でないことが不思議なくらい。
楽しみは、まず、家の玄関を飾ることから始まります。
立ち入り禁止のテープをドアに十字に貼付けたり、綿で空き家のホコリっぽさを表現したり、前庭にお墓を作ったり、魔除けのかかしを配置したり。もちろんカボチャも忘れません。
このデコレーション、実はお菓子を目当てにやってくる子どもたちへの「招待状」でもあるんです。では、お菓子を配りたくない人はどうするかと言うと、玄関は飾り付けせず、家の明かりを消して暗闇の中でじっと過ごすのだそう。子どもたちは17:00くらいから家々を訪問しはじめます。辺りが真っ暗になる19:00になると、中学生おばけたちが徘徊します。その間、じっと息をひそめて留守を装うのです。
そして次の楽しみは、お菓子選び。
甘いものが大好きなカナダ人たちの、得意な分野です。ひとつずつ小分けされた飴やチョコレートバー、グミやガムなどが、町に溢れ出します。子どもの安全のため、果物や手作りのお菓子など、生の食品はハローウィンでは配れません。
そしてもちろん、衣装選びです。
本当は、相手に恐怖を与える装いをするのだけれど、少々『きんちゃんの仮装大賞』のような人たちもいたり。
キャンディーを、カボチャ型のバケツに入れて、家主の家も準備完了です。さて、どんなお化けがやってくるかな?
私はと言えば、大きなカボチャで家主が作る、パンプキンチーズケーキが待ち遠しいのだけれど。あのカボチャ、食べられるんですって。
お菓子だって、怖さたっぷり |
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そう言えばハロウィンでしたね!スイスに来てからはその言葉も耳にしなくなったけど、2、3年すると保育園の行事なんかでまた関われるのかな。カナダはさすが!町中が盛り上がっていると楽しそうですね!飾りつけもせずに暗闇ですごすなんてもったいない。いっしょになって盛り上がってしまいそうだわ〜
ReplyDeleteハロウィンは、スイスではメジャーなイベントではないのかしら?ふふふ、娘ちゃんの成長が楽しみだわね。
Deleteカナダは、町中が盛り上がっていたよ〜。親も一緒になって楽しみながら、家々を訪問していたもんね〜。