Sunday, 9 February 2014

カナダ人の定義


2014年2月7日、カナダ時間午前11:15、ソチオリンピックが始まりました。

私が務める会社は、カナダのオリンピックチームの公式スポンサーの一社です。オリンピック開幕に先駆けて、本社から広告用のイメージ写真が送られてきました。

社内では、それらのイメージを使って、メーラーOutlookの署名を各自で作ろうということになりました。使えるチャッチフレーズは、「いけ!チームカナダ」、「がんばれ、チームカナダ」、「おめでとう、チームカナダ」など、5種類あります。

私は「がんばれ、チームカナダ」を選びました。

オリンピック開幕日、「チームカナダ!カナダ人であることを誇りに思うよ!」と書かれた署名とともに、同僚から業務メールが届きました。返信文に追伸を付けて送り返しました。

「あー、残念!私はカナダ人じゃないから、このイメージ写真は署名に使えないなぁ。」

同じ同僚から返信が届きました。

「手遅れだよ!!笑 この極寒の冬に耐えてるってことで、すでに立派なカナダ人だよ!」

多文化国家のカナダでは、なにをもってカナダ人と名乗るのか、とても難しいところです。

日本人の定義が、日本人の親から生まれ、日本国籍を持ち、そして母国語が日本語である、というのなら、カナダ人の定義はもっと難しい。
それならば、寒いカナダの冬を耐え抜く人=カナダ人としたほうが、とても分かりやすいのかもしれません。

ソチオリンピックでは、Japanadaというニックネームで知られるカナダ生まれの日系二世 アツコ タナカ選手が、カナダのスキージャンパーとして戦います。

近所のスーパーのディスプレイ

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