職業訓練校に通っています。
1日4時間のクラスを2クラス取っています。ビジネスマナーと、ビジネス文書のライティングのコースです。
移民の国カナダには、移民のための学習プログラムがたくさんあります。プログラムの内容もさまざまで、語学学校で英語やフランス語を学んだり、就職相談をしたり、文化を学んだりできるのです。これらのコースが無料か、30ドルほどの登録料を支払うだけで受けられます。
私が通うのはどちらも超人気のコース。定員19名が、募集がかかってから2~3日の間で埋まってしまいます。
【ライティング編】
週3回の、このコースに通い始めて5週間が経ちます。夜のクラスなので、帰宅が23時近くになります。帰宅してすぐに寝床に入るほどに疲れますが、授業ではいつも新しい発見があります。
習うことは、正しい文法の使いかたと、読んでもらえる分かりやすい文章の書きかた、読み手の利益を考えた広告ライティング法です。
普段は読むことのない英語の本も、教科書ならば別です。厚さ3cmもあるのに、熱心に読んでいます。
文章を書くことが好きな私。
教科書に書かれたテクニックを使って、自分の書いた文章を書き直していきます。そうすると、それまでべったりと紙に貼り付いていた文字たちが、生き生きと踊りながら紙から飛び出してくるのです。これがなんとも言えない快感です。
日本語には、句読点の打ちかたに決まりはありません。英語にはあります。ピリオド (.)やコンマ (,)のほかに、セミコロン (;)やコロン (:)もあり、それぞれの使いかたにルールがあるのです。
夜のコースなので、生徒たちは仕事を持っている人たちも少なくありません。仕事に関わるビジネス文書のテクニックとあって、授業に取り組む姿勢も真剣です。
間違えることを楽しんでいたエリートな移民たちも、5週間を経た今では、なかなかサマになった文章を書けるまでになっています。
8週間後の修了までに、どれくらい上達するか楽しみです。